環境法の参加原則に係る評価指標の検討-環境民主主義の確立に向けた国際連携構築
【研究分野】新領域法学
【研究キーワード】
環境法 / 行政法 / 環境民主主義 / 市民参加 / 環境公益訴訟 / 指標 / SDGs / アジア / 公法学 / 環境政策 / 参加 / 行政訴訟 / 情報公開 / オーフス条約 / 国際研究者交流 / 多国籍
【研究成果の概要】
本研究では,環境分野の市民参加の促進・改善を図るため,世界約20カ国の専門家の協力のもと,参加原則に関する国際的基準の内容・運用状況に関する分析を行い,その成果を踏まえて,参加制度の法的評価指標を作成した。この指標をもとにアジア7カ国の制度について比較した結果,アジアと他地域(欧州,南米)との違い,アジア各国に固有の特徴や課題が浮き彫りとなり,参加が有効に機能するための諸条件が明確化された。
【研究の社会的意義】
環境分野の参加原則(情報アクセス,決定への参加,司法アクセス)は持続可能な発展に不可欠であるが,具体的制度は国により多様である。法的指標は,各国の制度の有効性や進捗度をはかり,国際比較をするために有用であり,本研究ではアジア7カ国の特徴や日本の課題が明確になった。指標に基づく評価結果の活用により,各国のグッドプラクティスの共有や制度改革が促進され,環境民主主義の強化に寄与することが期待される。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
横山 彌生 (礒野彌生 | 横山 彌生(礒野彌生)) | 東京経済大学 | 現代法学部 | 客員研究員 | (Kakenデータベース) |
高村 ゆかり | 東京大学 | 国際高等研究所(UTIAS) | 教授 | (Kakenデータベース) |
柳 憲一郎 | 明治大学 | 法学部 | 専任教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
淡路 剛久 | |
高橋 滋 | |
大塚 直 | |
寺西 俊一 | |
長谷川 公一 | |
小林 光 | |
石野 耕也 | |
鄧 海峰 | |
シッティウェイ チャクリット | |
ファジュリニ リカ | |
エイスマ=オソリロ ローズ=リサ | |
ドゥッタ リトウィック | |
作本 直行 | |
谷内 久美子 | |
ダルポ ヤン | |
ステック スティーブン | |
ワチャワルク シリポン | |
ラモス グローリア・エステンツォ | |
汪 勁 | |
王 燦発 | |
ベーム モニカ | |
プリウール ミシェル | |
マウアーホーファー フォルカー | |
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【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2014-05-30 - 2019-03-31
【配分額】74,620千円 (直接経費: 57,400千円、間接経費: 17,220千円)