真核細胞が有する異常タンパク質識別機構に基づく有害物質評価系の確立
【研究分野】放射線・化学物質影響科学
【研究キーワード】
有害化学物質 / ユビキチン / 異常タンパク質 / カドミウム / メチル水銀 / パラコート / 異常蛋白質 / トキシコロジー / 環境分析 / 人体有害物質
【研究成果の概要】
化学物質の有害性を新たな指標で評価するため、細胞内タンパク質の異常度を反映するポリユビキチン化タンパク質の蓄積に着目した。6種類の株化細胞を用いて各被験物質の曝露による難溶性ポリユビキチン鎖の変動を解析したところ、有害物質は、その毒性発現に伴い細胞内異常タンパク質を
(1)増やすもの
(2)細胞の種類に依存して増やすもの
(3)変化させないもの
以上3種類に分類された。本評価系は毒性機序の理解に基づく化学物質の安全管理に有用である。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
加藤 尚志 | 早稲田大学 | 教育・総合科学学術院 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【配分額】4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)