森林生態系における土壌炭素放出に対する根圏滲出物の量的寄与と環境応答特性の解明
【研究分野】生態・環境
【研究キーワード】
根圏滲出物 / 森林生態系 / 炭素循環 / 生態系純生産 / 純一次生産 / 独立栄養生物呼吸 / 従属栄養生物呼吸 / 物質循環 / 炭素動態
【研究成果の概要】
根圏滲出物の放出速度の季節変化と純一次生産 (NPP) に与える影響を明らかにするために、2つの森林生態系(コナラ林、アカマツ林)において2016年から2017年にかけて滲出速度の測定を行った。我々が新たに開発した測定手法によって、平均滲出速度はコナラ林とアカマツ林でそれぞれ0.49、1.09 mgC g fine root-1 day-1と測定された。これらの速度と細根バイオマスから推定された年間滲出量は30、61 gC m-2 year-1となり、NPPに占める割合はそれぞれ2.6%、9.6%となった。これらの結果は、根圏滲出速度は樹木の生活形に依存した季節変化を示すことを示唆している。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
友常 満利 | |
本多 朝陽 | |
棚澤 由実菜 | |
鞠子 茂 | |
村岡 裕由 | |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【配分額】3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)