造礁サンゴの光合成速度・石灰化速度の流速依存性の解明とモデル化
【研究キーワード】
造礁サンゴ / 流速依存性 / 光合成速度 / 石灰化速度 / モデル化 / サンゴ
【研究成果の概要】
実験室水槽内にて、造礁サンゴを飼育し、マイクロマニピュレーターを用いた微小溶存酸素電極の精密操作システムを高度化し、操作性を向上させた。また、それによりサンゴ表面直上の拡散境界層(DBL)内の溶存酸素濃度勾配を精度よく測れるようになった。そしてその濃度勾配を用いてフィックの法則により、正味の光合成速度、呼吸速度の測定を行うとともに、DBLの厚みを計測した。また、Particle Image Velocimetry (PIV) による微小領域の流速の測定や流れ場の観察や手法を確立した。
その一方で、野外でのサンゴ礁生態系の代謝応答の測定については、コロナ禍により昨年度に引き続き本年度も実施することができなかった。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【配分額】4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)