沿岸生態系におけるアマモ場からの懸濁態有機物移出過程の定量的評価に関する研究
【研究分野】環境動態解析
【研究キーワード】
生物地球化学 / 沿岸生態学 / アマモ場 / 東日本大震災 / 海洋生態 / 環境変動 / 生態学 / 海洋保全
【研究成果の概要】
沿岸域におけるアマモ場は流入する懸濁態有機物を捕捉することで、陸域からの流入負荷を緩衝する機能を持つとされている。東日本大震災に伴う津波により被害を受けた岩手県大槌湾の回復状態の異なるアマモ場における懸濁態有機物および沈降粒子の特性を比較することで、アマモ場が持つ緩衝機能が周辺の生産性の乏しい生態系に対する役割を検討した。アマモ繁茂状況により底質の再懸濁のしやすさと懸濁態有機物の蓄積状況に差異が見られることが明らかとなり、アマモの群落が砂浜域からの親生元素の移出過程に影響を与えていることが示された。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
宮島 利宏 | 東京大学 | 大気海洋研究所 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【配分額】5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)