完新世における西南極氷床の崩壊の復元
【研究分野】層位・古生物学
【研究キーワード】
西南極氷床 / 完新世 / 放射性炭素年代 / バイオマーカー / 水素同位体比 / ロス海 / 堆積物 / 脂肪酸 / 南極ロス海 / 単離・精製
【研究成果の概要】
南極ロス海の堆積物中に含まれるC_<14>, C_<16>, C_<18>脂肪酸を単離・精製し,その放射性炭素年代を測定した。その結果は,ロス海に張り出す西南極氷床の氷縁が過去5000年間に大きく後退したことを示した。このことは,西南極氷床が完新世に大きく融解してきたことを示唆し,北半球氷床と南半球氷床の融解に大きなタイムラグが存在することを明らかにした。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
横山 祐典 | 東京大学 | 海洋研究所 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【配分額】17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)