韓国社会の生き方に関する人類学的研究:グローバル化する競争社会における折衝と離脱
【研究分野】文化人類学・民俗学
【研究キーワード】
グローバル化 / 新自由主義 / 都市中産層 / 生き方 / 主体性 / 早期英語教育 / キリスト教 / 帰農 / 文化人類学 / 韓国 / ステータス / 主流社会 / オルターナティヴ / 教育 / 移住 / コミュニティ / 宗教信仰 / 社会運動 / 海外早期留学
【研究成果の概要】
本研究では,グローバル化と新自由主義体制への編入が進む現代韓国社会を生きる人たちの生き方の模索と折衝を,都市中産層の事例を中心に,民族誌的調査研究の方法によって究明した。特筆すべき民族誌的成果としては,一方で一元的な主流志向自体の分化,他方で主流志向とオルターナティヴ志向の相互浸透が近年顕著になりつつある状況を実証的に明らかにしたことを挙げられる。理論的展望としては,中産層の生き方の分化・乖離と接触・折衝を,被拘束的でありつつも創発的な実践の生成を可能にする主体性の構築として捉える視角を提示できた。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
秀村 研二 | 明星大学 | 人文学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
仲川 裕里 | 専修大学 | 経済学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究連携者】 |
伊藤 亜人 | 早稲田大学 | アジア研究機構 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
金 良淑 | |
丁 ユリ | |
原田 静香 | |
宮原 葉子 | |
後藤 理子 | |
鄭 育子 | |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【配分額】12,480千円 (直接経費: 9,600千円、間接経費: 2,880千円)