グリコウイルスとシグナル増幅プローブを用いる細胞内遺伝子マニピュレーション
【研究分野】生体関連化学
【研究キーワード】
グリコウイルス / セラソーム / リボレギュレーター / 遺伝子運搬 / 遺伝子検出 / モレキュラービーコン / リードスルー / センスコドン / リポレギュレータ / siRNA / シグナル増幅 / DNA / RNA / リポソーム / 遺伝子診断 / 量子ドット / 肝細胞 / 制癌剤 / イバンドロネート
【研究成果の概要】
1.グリコウイルスを用いる遺伝子運搬
50nm程度のウイルスサイズが細胞導入に最適であることを見出し、3つのガラクトース残基をもつグリコウイルスがこの目的に最適であることを明らかにした。
2.セラソームを用いる遺伝子運搬
表面をセラミック被覆したリポソーム(セラソーム)は核酸との結合に際し融合せず、ウイルスサイズを維持した優れた遺伝子キャリアであることを明らかにした。
3.リボレギュレーターを用いる遺伝子のセンシング
リボレギュレーター型のモレキュラービーコン(プローブ)は特定の遺伝子(ターゲット)の存在下で特定のレポータータンパク質を発現し、シグナル増幅型の遺伝子検出に用いえることを明らかにした。
4.タンパク質へmRNAのタグ付け
read-throughribosome-display法を考案し、これにより、全長のタンパク質を自身をコードしたmRNAに繋ぎとめられることを明らかにした。
5.センスコドンへの非天然アミノ酸の導入
アミノアシルtRNA合成酵素の阻害際を用いるとセンスコドンに非天然アミノ酸を容易に導入できることを明らかにした。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
山東 信介 | 京都大学 | 工学研究科 | 助手 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【配分額】15,200千円 (直接経費: 15,200千円)