森林林冠木の光をめぐる競争における個体間相互作用の定量化の試み
【研究分野】森林科学
【研究キーワード】
個体間相互作用 / ゲーム理論 / 光環境 / 光獲得競争 / 森林 / モデル / 競争 / 群落光合成 / 共存機構
【研究成果の概要】
森林樹木は個体間の距離が大きく、林冠に達している個体同士の光獲得競争がどれだけ起こっているかはよくわかっていなかった。本研究では、一枚の葉が受ける光が自身の葉群と隣接個体の葉群を通過すると考え、それぞれの割合を森林群落において二つの方法で定量化することを発案した。その結果、隣接個体の葉群を通過する光の割合はおよそ50%前後であるということが明らかとなった。森林群落でも隣接個体との相互作用が小さくないことが明らかとなった。この成果は、森林樹木における光獲得のゲームのモデル化に利用でき、森林のCO2吸収能力の将来予測に利用可能であると期待される。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
日浦 勉 | 北海道大学 | 北方生物圏フィールド科学センター | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究連携者】 |
中路 達郎 | 北海道大学 | 北方生物圏フィールド科学センター | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)