乳児の言語発達とストレス耐性の関係を探る縦断的研究
【研究分野】子ども学(子ども環境学)
【研究キーワード】
乳児 / 個人差 / 縦断研究 / 音韻弁別 / ストレス耐性 / 言語発達 / 音韻弁別能力 / 発達 / 子育て / 実験系心理学
【研究成果の概要】
本研究では言語発達の個人差を生む要因が、聴覚情報処理以外にも存在しているのではないかと仮定し、8ヵ月児の音韻弁別能力と10ヶ月児のストレス耐性との関係を月齢縦断的に検討した。その結果、日本語長短母音の弁別能力には大きな個人差があることが明らかとなった。一方、10ヶ月児では母子分離場面において、泣く行動を示した児に有意な心拍数の上昇とコルチゾール成分の変動が見られた。両者の関係性については、母子分離によるストレス反応のうち行動の表出が乳幼児の言語理解と関連が認められた。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【配分額】3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)