太宰治直筆資料のデジタル化、オンライン公開に関する基盤整備の研究
【研究分野】日本文学
【研究キーワード】
太宰治 / 文学 / 直筆資料 / 文学館 / デジタル化 / オンライン / 近代文学 / 日本近代文学 / 自筆資料 / 青森県近代文学館 / 日本近代文学館 / 三鷹市 / 日本文学 / 山梨県立文学館
【研究成果の概要】
本研究は全国の公共機関に収蔵されている太宰治の直筆資料に関する情報収集を行い、その過程で資料のデジタル化化に協力し、オンライン公開のための基盤整備を行うものである。
日本近代文学館、青森県近代文学館、弘前市立文学館、山梨県立文学館、神奈川県立文学館、三鷹市など、関係する主要公共施設とコミュニケーションをはかり、その中で有益な情報を交換することができた。結果的に上記のほとんどすべての文学館の太宰治展、関連する講演会に監修、編集、協力などの形で参加し、資料の一般公開に協力することができた。
【研究の社会的意義】
出張の中であらたな資料に出会い、新聞社の協力のもと、一般公開すると共に、公共施設への収蔵に寄与することができた。
また、太宰治の文献資料研究に関する第一人者、故山内祥氏氏のご遺族と連絡を取り、その蔵書が三鷹市に寄贈され、「山内祥史文庫」の設立に助力できたことも大きな成果であった。
さらに。数度にわたる太宰治展への協力、またその書籍化は、最前線の研究の状況を広く一般の愛好者に周知する上で大きな効果を上げたものと考える。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2020-03-31
【配分額】4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)