各種栄養素摂取の長期変化と生活習慣病発症に関する大規模疫学研究
【研究分野】公衆衛生学・健康科学
【研究キーワード】
成人保健 / 栄養疫学 / 生活習慣病 / 循環器・高血圧 / 糖尿病 / 栄養学 / 疫学 / 食品
【研究成果の概要】
某製造業事業所の従業員を対象に2009年に栄養調査を実施し6,705名から回答を得た.2003年の結果と比較すると,脂質,肉類,若年男性の食塩の摂取量は増加し,中高年の食塩,魚介類は減少していた.個人の栄養素・食品摂取の変化量と臨床検査値の変化量との関連において,男性では,脂肪摂取量とLDLコレステロール,肉類とBMIとの間に正の関連,食物繊維と中性脂肪,緑黄色野菜と総コレステロールの間に負の関連を,女性では総熱量と中性脂肪,脂肪摂取量と総コレステロールとの間に正の関連を認めた.栄養素・食品摂取量の長期的な変化は生活習慣病発現に影響する可能性が示された
【研究代表者】