相分離の確率平衡系モデルの確率解析
【研究分野】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究キーワード】
相転移 / 相分離界面 / Gibbs測度 / エントロピー的反発 / 相関長 / 相関関数 / 国際研究者交流 / フランス
【研究成果の概要】
例えば0度における水と氷のように二つ以上の異なる相が共存している状況では,その異なる相を分離する境界面,いわゆる界面が観測される.本研究ではそのような界面を表す微視的なレベルでの平衡状態におけるモデルとして∇φ界面モデルと呼ばれる確率モデルを取り上げ,主として壁と相互作用する界面の漸近挙動に関して調べた.特に,以前に発見的な議論で得られていた結果の数学的に厳密な証明およびそれらの精密化を行った.
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【配分額】2,260千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 360千円)