本研究では、産業遺産の中でもとりわけ鉱山にかかわる遺構や遺物が価値づけられ、観光対象となる可能性について検討することを目的として国際比較研究を行った。国内の事例としては、栃木県の旧足尾銅山地域において、主として写真資料の可能性を検討した。海外においては金属鉱山を中心に、鉱山博物館や遺構の観光対象化の事例について、精力的に現地視察を行った。これらの活動を通して、必ずしも十分には知られていなかった世界各地の事例について資料・情報を収集することができた。
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【配分額】4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)