遺伝子組み換え食品の安全性についてのSTS的・リスリ論的研究
【研究分野】科学技術史(含科学社会学・科学技術基礎論)
【研究キーワード】
GMO / STS / 市民科学 / バイオテクノロジー / 科学論 / 第三世界と科学技術 / コンセンサス会議 / 予防原則 / GMO(遺伝子組み換え食品) / STS(科学技術社会論) / リスク論 / 安全学 / 規制科学(レギュラトリー・サイエンス) / バイオ・インダストリー / 東アジアの科学技術 / 知識生産論・知識流通論 / 遺伝子組み替え食品 / 科学技術社会(STS)論 / 先端社会論 / 科学の国際化 / 科学史・科学哲学
【研究成果の概要】
本研究計画はこの年度で最終年度を迎え、これまでの研究の現年までの集大成と総まとめ、そして各方面への成果の発表などをおこなった。
なかでも、以下の業績にもあるように、金森・小林らによる著書(『負の生命論』および『誰が科学技術について考えるのか』が刊行され、また今回の業績には含めなかったが、本研究グループのメンバーである中島秀人と金森修の共同編集にかかる『科学論の現在』(勁草書房、2002年)、また小林傳司と本研究グループの協力者である藤垣裕子の共同編集による『科学技術と公共性』(玉川大学出版、2002年)の出版には、本研究会の成果が合計で17本の論文(編者の編集方針なども含む)となって公表されたことをはじめ、塚原による神戸GMO/STS研究会での神戸での国際シンポジウムの報告書『東アジアにおける科学・技術・社会』(2003年)の刊行、および平川、塚原、中島らによる『現代思想』を中心とした各誌への多くの関連論文の発表などをおこない、本研究の成果を広く世に問うこととなった。
また海外への本研究プロジェクトの成果の「発信」としては、中島によるアメリカ・科学社会論学会(4S)での成果の口頭発表、台湾・台北における東アジアSTS会議の席上での塚原による口頭発表、(塚原・平川・中島の共著論文)「East Asian Comparative Studies on the GMO and the Pubric : Japanese case」を行い、関係各方面からの注目を受けた。なお後者の会議には金森・中島も参加し、おのおの成果の発表を行っている。以上のように本研究グループによるGMOのSTS的・リスク論的な観点からの検討は、大きな成功を収めた。将来的に、これらの成果をステップに、さらなる研究計画の展開も構想中である。
【研究代表者】