異文化受容意識・態度の国際調査:多様性の尊重と共生の研究
【研究キーワード】
異文化理解 / 異文化受容態度 / 多様性 / 共生 / 国際比較 / オンライン実験 / 実験 / 異文化 / 学校教育
【研究成果の概要】
本研究は、異なるホスト国の児童生徒の異文化受容における意識や態度に焦点を当て、外国にルーツを持つ児童生徒の種別および接触経験の程度等を組み込んだ、質問紙調査および経済実験により潜在的意識におけるデータを分析し、有益な示唆の導出により、多様性のある包摂的な学校づくりの政策基盤の構築に貢献することを目的としている。
本年度は、COVID-19の影響により、海外2か国での質問紙調査および実験調査の実施は不可能となかったが、日本国内において質問紙調査および実験調査を行うことができた。本研究案申請時には、対面式での実験調査を行う予定ではあったが、日々変化する感染対策の現況下、本研究者が知る限り、日本で初となる子ども対象のオンライン実験調査を行うこととなった。
オンライン実験調査を行うにあたり、実施準備補助者の募集、機器の購入および借り入れを行った。また同時に実施する質問紙の作成、プールしている実験対象者への告知・募集、実験調査で使用するオンラインプログラムの構築は、研究の主旨に沿い、英語と日本語版を用意した。質問紙の内容は、昨年度先行研究から得られた質問から、社会経済的背景に関する質問、友達や自尊心に関する質問、身体や情緒的健康を測る質問(QOL)を組み込んだ。オンラインプログラムの構築は、島田夏美研究分担者が行い、実験準備補助者がサポートした。
パイロット実験として、10月に大学生を対象に、オンライン実験調査を行った。当日の実施状況および回答をレビューした後、質問紙およびオンライン実験調査の内容における改善点を洗い出した。これらを反映し、翌月11月に子ども対象の実験調査を行い、データを収集した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
島田 夏美 | 大阪大学 | 社会経済研究所 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【配分額】4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)