教授学習過程の固有性を考慮した新しい教育測定法の研究
【研究分野】教育工学
【研究キーワード】
文脈 / 教授学習過程 / 柔軟性 / メディア / コンピュータ / エスノグラフティー / 教育測定 / 参加観察法 / エスノグラフィー / エスノメソドロジー / インターネット / インターカルチュラルコミュニケーション / 観察 / プロトコル / ポートフォーリオ / クラスター分析 / 協調的行動 / 固有性 / 新しい教育測定法 / コンピュータ通信 / エスノメソドロシー / 認知地図
【研究成果の概要】
教育測定といえば、従来から紙と鉛筆による、期末に行なわれるテストと相場が決まっていた。しかし、測定の中心が教授学習過程に移り、学習の中心が集団からの学びに移っていくにつれて、従来の測定方法では間に合わなくなってきた。更に、マルチメディア、インターネットなどの普及につれて、遠隔型の授業もオンキャンパスの授業と同様に普及しつつある。この段階からはどうしても、教師が後に退いた、学習者の能動性を重視した学習が中心となる。
これからの教育活動の測定は、それの成果及び改善のどちらを目的としようと、授業中の測定が中心となる。むしろ、授業の質の評価を生徒の側からすることになる。我々の研究は、それが、授業そのものを対象としていようと、あるいは、授業との類似した場面であろうと、リアルタイムで処理されているその場における測定にターゲットをしぼって行なわれた。視聴覚機器を映像提示の機器と見るだけでなく、測定の機器と見立てたのもこのためである。また、エスノメソドロジカルな測定は試行錯誤の結果であるが、保育、老人ホームにおける活動を中心に重要な成果を得た。授業がますます個性的な表現をされる今日、必然的に、授業の測定も個性的にならねばならない。
【研究代表者】