発展型実習授業に適する高機能化流星電波観測教材の開発
【研究分野】科学教育
【研究キーワード】
流星電波観測 / 多地点観測 / 前方散乱レーダー / 自然科学教育 / GPS / 超高層大気 / 実習教材 / フィールドワーク / 多地点電波観測 / 電波干渉計
【研究成果の概要】
本研究では、送信点と異なる場所に多数の受信点を配置し、流星が高層大気中を流れたとき、その飛跡に沿って生じるプラズマで反射した電波(流星エコーと呼ぶ)を観測し、複数の受信点から得られたデータより流星飛跡を決定して、流星の諸パラメータを求めることができる世界でも類似の例のない観測実習教材を開発した。開発した観測方法は超高層大気、プラズマそして太陽系小天体について身近に感じることができる実習教材であり、アクティブ・ラーニングにも適しているものである。さらに開発した観測方法の原理を応用して、クラブ活動やアマチュア天文家を対象とした広報普及用の観測方法も開発した。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
寺澤 敏夫 | 理化学研究所 | 階層縦断型基礎物理学研究グループ | 研究員 | (Kakenデータベース) |
吉川 一朗 | 東京大学 | 新領域創成科学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
中村 卓司 | 国立極地研究所 | 研究教育系 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
宮本 英明 | 巣鴨高等学校 | 教諭 |
臼居 隆志 | 日本流星研究会 |
矢口 徳之 | 日本流星研究会 |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2017-03-31
【配分額】5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)