体外受精卵のクオリティーを選別するマルチ卵重計の創製
【研究分野】医用システム
【研究キーワード】
カンチレバ-半導体複合型バイオセンサ / 受精卵質量測定 / ピエゾ抵抗カンチレバ / Siナノワイヤバイオセンサ / 検査・診断システム / モニタリング / 医用システム / 電子デバイス・機器
【研究成果の概要】
本研究では、体外受精卵の非侵襲な精密診断法の開発を目指して、受精卵の重量と呼吸活性の連続測定が可能な、ピエゾ抵抗カンチレバに半導体センサを搭載したマルチ卵重計の創製を目的とした。受精卵を搭載可能にするため集束イオンビーム加工によってホルダ型ピエゾ抵抗カンチレバを作製し、カンチレバの共振周波数検出法および変位検出法を用いて、マウス受精卵およびウニ卵子の質量を測定することに成功した。また、受精卵質量を検証するため、沈降測定法を開発してマウス受精卵と未受精卵の密度および質量を測定した。さらに、Siナノワイヤセンサを開発して、イオン検出による呼吸活性の高感度測定の可能性を示した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
保坂 純男 | 群馬大学 | 大学院理工学府 | 特任教授 | (Kakenデータベース) |
坂田 利弥 | 東京大学 | 大学院工学系研究科(工学部) | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
齋藤 暁子 | 東京大学 | 大学院工学系研究科 | 学術支援員 |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【配分額】16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)