チーム協調支援のためのチームレジリエンス指標・推定モデルの開発
【研究分野】社会システム工学・安全システム
【研究キーワード】
チームレジリエンス / コンテキストモデル / チーム協調 / レジリエンス / コンテキストモデリング / チームコンテキストモデル / チームコンテキスト / チーム・コンテキストの類型化 / チームの類型化 / レジリエンスエンジニアリング / チーム認知
【研究成果の概要】
チーム協調における状況適応行動に焦点を当て、状況変化に対応するチーム協調プロセスを監視、評価するための指標(レジリエンス指標)とその推定方法に関する研究、および関連する基盤技術開発を行った。具体的には、状況変化を記述・形式化するためのコンテキストモデル(T2P)の開発、画像認識とステレオマッチングによるチーム行動の自動追跡手法の開発、コンテキストモデル基づくレジリエンス分析・評価のための参加者実験の設計法、レジリエンス分析・評価のためのシミュレータを用いた認知実験環境を開発した。
【研究の社会的意義】
ヒューマンファクタやヒトを含むシステムに関する研究において、状況依存性の扱いは科学的研究を進める上での大きな課題の一つである。本研究で提案・開発したチームコンテキストモデルは、状況とその特徴の網羅的に捉え、その形式を提供する点において学術的意義は大きい。また、チームレジリエンスの理解とその向上への社会的要請は大きいが、本研究の成果はそのために必要となる知識・技術基盤であり、社会的課題の解決に対する一定の貢献を示すことができた。
【研究代表者】