インターネットを利用したマーケティング・リサーチ・システムに関する実証的研究
【研究分野】商学
【研究キーワード】
インターネット / マーケティングリサーチ / 消費者調査 / オンライン調査 / 郵送調査 / 消費者行動 / 電子コミュニティ / マーケティング・リサーチ / 定性調査 / インタラクティブ・リサーチ / パネル調査 / 質問調査
【研究成果の概要】
本研究では,インターネットを利用したマーケティング・リサーチの現状を把握するとともに,課題を抽出するを目的として実施された。まず,インターネットリサーチの現状を把握するために,先行研究の整理を行うとともに,調査会社を対象とした実態調査を行った。さらに,実際にインターネットを利用したオンライン調査を実施し,インターネット調査の特徴に関する整理を行った。インターネット調査の実施に際しては、比較のために、同一の質問項目による郵送調査を併行して行った。この結果、インターネット調査と郵送調査の比較から下記のような点が確認された。
・最終的な回収率は両調査ともにほとんど変わらなかったが、回収のスピードはオンライン調査の方が圧倒的にはやかった。
・回答者が回答に要した平均時間は、オンライン調査の方がかなり短かった。
・自由回答の記述文字数に関しては、既存研究の結果に反し、両調査の間に大きな違いはみられなかった。
・再調査への協力意向はオンライン調査回答者の方がやや高かった。
・調査方法に対する好みをきいたところ、両調査回答者ともに、オンライン調査を好む者が多かった。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
岡田 彬訓 (岡太 彬訓) | 立教大学 | 社会学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1998 - 2000
【配分額】2,600千円 (直接経費: 2,600千円)