シグナル伝達系パスウエイの挙動に基づく体内挙動のシミュレーション法の確立
【研究分野】生命・健康・医療情報学
【研究キーワード】
リウマチ / シミュレーション / F759マウス / 炎症アンプ / IL-6 / NFkB / コンピュータシミュレーション / 滑膜細胞 / Th17 / マクロファージ
【研究成果の概要】
リウマチ発症のモデルを題材に、細胞内反応と細胞群の挙動を同時に計算して体内での変化を計算する手法を確立した。滑膜細胞内の炎症アンプと呼ばれるIL-6/STAT3の伝達経路とIL-17/NFkBの伝達経路からなる細胞内反応系をモデル化し、ケモカインで誘引されるmacrophageとTh17が血管から関節に侵入して炎症アンプを活性化する過程をモデル化した。F759マウスと呼ばれるIL-6レセプタの突然変異マウスの挙動を再現し、IL-6の産生について培養細胞の実験結果と比較した。sensitivity analylsisにより、炎症アンプの内、IL-6/STAT3の方が重要であることが示唆された。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
吉村 昭彦 | 慶應義塾大学 | 医学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【配分額】4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)