近代における国境線の画定と島嶼の帰属にかんする東南アジアの事例研究
【研究分野】東洋史
【研究キーワード】
東南アジア史 / 国境線画定 / 島嶼 / 海域 / 国境線の画定 / 東南アジア / 空間
【研究成果の概要】
本研究では、19世紀から20世紀にかけての国境線画定時に、無人島を含む島嶼の帰属がどのように扱われたのかを考察するための事例研究を、東南アジアを中心におこなった。そのために、イギリス議会文書やイギリス東インド会社文書などを整理し、考察した。その結果、漁業活動など利用権を主張するものはあっても、居住・耕作地を除いて、排他的占有権を主張するものはあまりなく、実質的な国境が曖昧なままであったことがわかった。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2011
【配分額】3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)