遺伝子発現エントロピー解析による腫瘍不均一性の検証
【研究分野】腫瘍診断学
【研究キーワード】
がんの個性診断 / 腫瘍不均一性 / 遺伝子発現 / エントロピー / 情報理論 / 代謝経路 / トランスクリプトーム / シャノンのエントロピー / 相互情報量 / ヒトがん細胞株 / 癌
【研究成果の概要】
シャノンのエントロピーや相互情報量に代表される情報理論を応用して、個々の生物学的経路ごとのトランスクリプトームに反映される腫瘍不均一性を定量することに成功した。事実、複数のヒトがん細胞株の間や異なる酸素環境条件の培養の間で、腫瘍不均一性に富む代謝経路および乏しい代謝経路が検出された。これらの結果は代謝生物学的見地からの腫瘍不均一性への洞察を与え、診断・治療への応用の可能性を示唆する。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【配分額】5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)