「徴候的知」の系譜をめぐる思想史的研究
【研究分野】思想史
【研究キーワード】
徴候的知 / アビ・ヴァールブルク / ジルベール・クラヴェル / ダイアグラム / イメージ / 発見法 / アブダクション / 情動 / 潜在性 / ベンヤミン / ミニチュア / メタ世界 / 九鬼周造 / C.S.パース / 情念定型 / ショウペンハウアー / 症候学 / ジョヴァンニ・モレッリ
【研究成果の概要】
本研究は、C. S.パース、S.フロイト、G.モレッリ、G.バシュラール、W.ベンヤミン、A.ヴァールブルク、九鬼周造などにおける徴候的知の様態を比較することにより、この知が情動と深く結びつくことによって発見法的な機能を果たすことを見いだした。さらに、ケーススタディとして、独学者的な芸術家・作家であるジルベール・クラヴェルにおける身体的情動と知的活動との密接な関連について調査と分析を進め、この観点から見た彼の知的伝記という形式で、その成果をまとめた。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【配分額】4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)