錯視の多面的研究 ―実験心理学・脳機能画像・数理解析・生物学の手法を用いて―
【研究分野】実験心理学
【研究キーワード】
錯視 / 色覚・色彩 / 運動視 / fMRI / 動物実験 / 色覚 / 脳機能計測 / 脳機能画像法 / 脳機能画像 / 網膜 / 渦巻き錯視 / 色の恒常性 / 並置混色 / 色依存のフレーザー・ウィルコックス錯視 / 静止画が動いて見える錯視 / 顔知覚 / 脳機能研究 / 色彩 / 明るさ知覚
【研究成果の概要】
本研究においては、心理学の初心に立ち返り、視覚そのものを知るツールとしての錯視の地位を確立するため、いろいろなアプローチで総合的に研究することを目的とした。実験心理学的研究によって、新しい錯視がいくつか発見あるいは同定された。今回の研究において特筆されることは、色の錯視の研究が革新的に進歩したことである。並置混色には2種類あることの発見、それに伴う「白と黒の錯視」(同じ色の縞模様が白に見えたり黒に見えたりする錯視デモ)の開発、強力な色の錯視であるムンカー錯視と並置混色の連続性、加算的色変換による色の錯視の位置づけの確立などである。その他のアプローチにおいても、一定の研究の進展が見られた。
【研究代表者】