従来捨てていた測定結果を用いた量子暗号の鍵レートの向上
【研究分野】通信・ネットワーク工学
【研究キーワード】
量子暗号 / B92 / BB84 / 通信路推定 / 区間推定 / 有限長 / 単一光子 / 暗号・認証等 / 応用工学・量子光工学 / 情報通信工学 / 量子コンピュータ / 凸最適化
【研究成果の概要】
従来の量子鍵配送プロトコルでは、プロトコル中で得られる測定結果の一部のみを利用することが多い。本研究では、すべての測定結果を用いることで量子通信路の推定をより正確に行い、鍵レートを向上させることを目指した。キュービットが有限個の単一光子BB84プロトコルと、キュービットが十分多い場合の単一光子B92プロトコルについて前述のアプローチで通信路推定方法を見直し安全性解析をやりなおし、鍵レートが向上することを確認し、それぞれ学術雑誌と国際会議で発表した。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)