未踏数学の開拓と情報発信の高度化
【研究分野】幾何学
【研究キーワード】
ASPM / 未踏数学 / デジタル出版 / 電子ジャーナル / 微分幾何学 / 幾何解析 / 未解決問題 / 情報発信 / クラスファイル / 特異点論 / フィンスラー幾何学 / 部分多様体論 / デジタル化 / 幾何学シンポジウム / 幾何解析学 / 遡及的デジタル化 / デジタル図書館 / 調和写像 / フィンスラー多様体 / 微分幾何学シンポジウム
【研究成果の概要】
本研究課題は,現在世界の第一線で指導的立場にある研究者を,個々の専門分野の境界を越えて有機的に結集し,共同研究や研究情報の交換を集約的に行うことにより,「未踏数学」(すなわち二十世紀後半に残された未解決問題や,二十一世紀の諸科学を結びつける要となる新理論)の研究の基盤を築くことを目的に遂行された.
とくに,Advanced Studies in Pure Mathematicsのシリーズの刊行を軸に,わが国で得られたこのような未踏数学に関する研究成果を,高度な研究情報として迅速に世界に発信し,基礎科学としての数学の新しい展開に向けて,問題提起を継続的に行うことを目指した.
この目的のために,本研究課題で行った主要なプロジェクトは次の通りである.
1.未踏数学の開拓に関して
(a)4つの国際研究集会の開催
(b)4つの国内研究集会の支援
(c)「$21$世紀の数学-幾何学の未踏峰-」の出版
2.情報発信の高度化に関して
(a)12の国際研究集会のプロシーディングスの刊行
(b)数学ジャーナルの電子化を推進するためのワークショップの開催
(c)Advanced Studies in Pure Mathematicsのホームページの整備
(d)Advanced Studies in Pure Mathematicsのオンライン編集システムの整備
(e)Advanced Studies in Pure Mathematricsの既刊分のデジタル化
(f)Advanced Studies in Pure Mathematricsのクラスファイルの作成
(g)幾何学分科会のホームページの整備とサーバーの更新
【研究代表者】