高次元データにおける多数の仮説の信頼度計算
【研究分野】統計科学
【研究キーワード】
ブートストラップ / リサンプリング / スケーリング則 / 仮説検定 / モデル選択 / 情報幾何 / 高次漸近理論 / 多変量解析 / クロスバリデーション / 因果推論 / ダイバージェンス / 統計的推測 / GPGPU / ブートストラップ・リサンプリング / ベイズ統計 / マルチスケール / 分子系統学
【研究成果の概要】
データからのリサンプリングによって信頼度を計算するブートストラップ法は近似誤差が大きい.高精度な信頼度を計算するために,データのサンプルサイズが変化するときの確率のスケーリング則を利用したマルチスケール・ブートストラップ法や,リサンプリングによって近似誤差を修正するダブルブートストラップ法が提案されている.本研究ではこの二つの方法を同時に適用するマルチスケール・ダブルブートストラップ法を提案して精度がさらに改善することを証明した.確率分布空間の幾何学を用いて,近似誤差は仮説境界の平均曲率や「平均曲率の平均曲率」として表され,これらをマルチスケール・ブートストラップ法が解消することが分かった.
【研究代表者】
【研究分担者】 |
清水 昌平 | 大阪大学 | 産業科学研究所 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
金森 敬文 | 名古屋大学 | 大学院情報科学研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
|
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【配分額】17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)