西太平洋マリアナトラフの海底拡大史の全貌を解明
630万年に及ぶ海盆スケールの復元に成功
【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
【Sagaキーワード】
2026.10.08
概要
東京大学大気海洋研究所の小野誠太郎大学院生(研究当時)、沖野郷子教授、山崎俊嗣東京大学名誉教授、神戸大学の島伸和客員教授らの研究グループは、西太平洋マリアナトラフの形成史を解明しました。 マリアナトラフはグアム島西方に広がる背弧海盆で、現在も海底拡大が続いています。研究グループは、30年以上にわたる観測で得られた詳細な地形、地磁気異常、重力異常データを解析し、630万年前から現在に至る海盆全体の形成史を精密に復元することに成功しました。
これまで赤道付近における地磁気解析の難しさから海盆全体の把握は困難でしたが、磁場をベクトル量として捉える手法等により克服しました。背弧海盆における海底拡大の開始から進化までを海盆スケールで復元した例は世界的にも稀であり、日本周辺を含む西太平洋の海底の成り立ちや、背弧拡大メカニズムの理解を大きく進展させる成果です。

詳細(プレスリリース本文)
論文情報
タイトル
"Tectonic evolution of the Mariana Trough"DOI
10.1029/2026JB034591著者
Seitaro Ono, Kyoko Okino, Nobukazu Seama, Toshitsugu Yamazaki, Hisanori Iwamoto掲載誌
Journal of Geophysical Research – Solid Earth問い合わせ先
神戸大学企画部広報課E-Mail:ppr-kouhoushitsu[at]office.kobe-u.ac.jp(※ [at] を @ に変更してください)
研究者
島 伸和
教授
海洋底探査センター

海洋底探査センター
神戸大学 研究