[Top page] [日刊 研究最前線 知尋] [Discovery Saga総合案内] [大学別アーカイブス] [Discovery Saga会員のご案内] [産学連携のご案内] [会社概要] [お問い合わせ]

金沢大学 研究Discovery Saga
2026年10月7日

新たな発見を支える「見る技術」

高速原子間力顕微鏡(高速AFM)が切り拓いた新たな生命科学

【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
化学工学医歯薬学
【Sagaキーワード】
高速AFM/AFM/原子間力顕微鏡/高速原子間力顕微鏡
ナノ生命科学研究所, 特任助教 福田 真悟FUKUDA, Shingo
2026/10/6

概要

生き物の細胞の中で働く分子の姿を、もっと詳しく見たい。その思いを原動力に、高速AFMの性能向上に取り組んでいるのが、ナノ生命科学研究所の福田慎吾特任助教だ。生き物の細胞の中では、多種多様な小さい分子が働き、生命活動を支えている。その動きや振る舞いを詳しく観察することは、私たちの体の中で何が起きているのかを理解する手掛かりとなる。しかし、これまでの顕微鏡技術では、分子の動きを見ようとすれば構造は見えづらくなり、逆に構造を詳しく観察しようとすれば動きが見えなくなるという課題があった。その課題を大きく前進させたのが、高速AFMである。高速AFMは、分子の構造と動きを同時に観察し、その様子を動画として捉えることを可能にした。福田先生は、この“見る”技術をさらに進化させ、これまで見えなかった分子の姿を捉えようとしている。「水中でも真空中でも観察可能で、リアルタイムで生きたままの観察ができるのは、大革命でした。その開発の最前線を担ってきたのが金沢大学です」と福田先生は語る。高速AFMは、金沢大学ナノ生命科学研究所の安藤敏夫特任教授(金沢大学名誉教授、金沢大学特別功績教授)らの研究開発によって実用化され、生きた分子の動きを観察する新たな道を切り拓いた。福田先生も安藤先生の指導を受けながら高速AFMの研究に携わってきた。高速AFMによって可能になった観察を、さらに発展させること。それが福田先生の挑戦である。

研究詳細

この研究の詳細ページ