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信州大学 研究Discovery Saga
2026年10月5日

大学院総合理工学研究科農学専攻の樋口晃太さん(M2)が国際園芸学会(IHC2026)においてポスター賞を受賞

【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
工学農学医歯薬学
【Sagaキーワード】
微細化/廃棄物/園芸学/機能性/胆汁酸/コレステロール


樋口晃太(ひぐち こうた)さんと発表ポスター

表彰状

概要

2026年8月23日〜28日にかけて国立京都国際会館で開催された国際園芸学会(IHC2026)にて、青果物機能学研究室の樋口晃太さん(修士2年)がポスター賞を受賞しました。
本研究では、古くから民間薬として使用され,プロシアニジンやペクチンなど機能性成分も豊富なカリン果実について、食品利用の際に廃棄物ゼロの全果利用の可能性を検討しました。特にカリンの種子には人体に有害なバラ科特有のシアン化合物であるアミグダリンが含まれるため、加工によりその含量を低減できるかも併せて検証しました。
その結果、果皮や果芯部、種子など廃棄部位には果肉部以上にプロシアニジンが多いこと、廃棄部位の繊維画分はコレステロール低下に関わる胆汁酸吸着能が高いことが示されました。さらに、果実を丸ごと微細化処理でペースト状に加工することで、アミグダリン量を低減させられることも分かりました。
以上の結果は、カリン果実の丸ごと利用が、毒性を低減させながらも、機能性を活かし、廃棄物量の削減につながることを示唆しています。
受賞演題は以下の通りです。
「Utilization of whole Chinese quince fruit in food applications: Effects of processing conditions on procyanidins and cyanogenic compounds (食品用途としてのカリン果実の丸ごと利用:プロシアニジンおよびシアン化合物に及ぼす加工条件の影響)」
〇樋口晃太1,山崎慎也2,濵渦康範3
(1信州大学大学院総合理工学研究科農学専攻,2長野県工業技術総合センター食品技術部門,3信州大学学術研究院(農学系))