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富山大学 研究Discovery Saga
2026年10月1日

産業・科学革新人材事業(INSIGHT)に富山大学のプロジェクトが採択

― アルミニウムの高度循環を核に、大学・企業の「人が行き交う」産学共創と人材育成を推進 ―

【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
複合領域工学
【Sagaキーワード】
先端技術/PBL/マネジメント/アルミニウム/リサイクル

発表のポイント

 国立大学法人富山大学を実施大学とするプロジェクトが、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の令和8年度「産業・科学革新人材事業(INSIGHT)」に採択されました。
 本プロジェクトでは、我が国の経済安全保障とGXを支える重要資源でありながら100%輸入に頼っているアルミニウムについて、富山大学を中核に主要産業界と連携し、完全国内循環を目指す産学共創エコシステムを構築するなかで、高品質化リサイクル技術開発、文理芸融合による付加価値創成に加え、博士・社会人高度人材育成、欧州・ASEAN諸国との連携を一体的に推進し、国際的産業競争力強化と国際的な視野を有する地域創生に資する産業・科学革新人材の強化を目指します。

INSIGHTの概要

 INSIGHTは、先端技術分野を対象として、産学協働による研究開発、人材育成、大学改革などの取り組みを一体的・総合的に支援する事業です。クロスアポイントメント制度などを活用した大学と企業等の双方での研究者・技術者の人的交流・人材流動の促進や、大学の人事給与マネジメント改革を通じて、研究開発や人材育成に対する産業界から大学への継続的な投資を呼び込み、産学協働による持続的な研究開発および人材育成の体制構築を目指します。今回は58件の応募に対し書面審査及び面接審査の結果16件が採択になりました。
※JST INSIGHTホームページhttps://www.jst.go.jp/program/insight/index.html

富山大学のプロジェクトの概要

 INSIGHTでは、研究開発と人材育成を一体的に進めるとともに、大学と企業等の間における研究者・技術者等の人的交流・人材流動を促進することが重視されています。富山大学においても、アルミニウムリサイクルを具体的なフィールドの一つとして、大学の学生・研究者が企業の開発・社会実装の現場から学び、企業の研究者・技術者が大学の研究・教育の場に参画するなど、産学の人材が継続的に交流し、互いの知見を還流させる仕組みづくりを進めます。これにより、研究成果の社会実装を加速するとともに、大学・企業双方の人材育成と組織の活性化につなげ、アルミニウムリサイクル以外の他分野にも広くこの仕組みを拡張することを目指します。
 こうした人材流動と連動して、大学院教育についても、企業の研究者・技術者等に協力いただきながら、企業が抱える実課題を題材としたPBL(課題解決型学習)等の「社会実装プログラム」の整備を進め、専門性だけに留まらず、データ活用や、知的財産、事業化など、研究成果を社会へつなぐために必要な視点を身につけた高度専門人材の育を目指します。
 さらに、地域企業等との協働による人材育成によって、社会実装に資する高度専門人材の地域への輩出とそれに伴う地域の活性化に寄与します。
実施大学:富山大学
参画機関:YKK AP株式会社、三協立山株式会社、株式会社UACJ、株式会社HARITA
実施機関:令和8年10月1日~令和14年3月31日(6年間)
委託研究費:令和8~13年度総額 約16億円