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岐阜大学 研究Discovery Saga
2026年8月31日

魚類の精子の「ばらつき」は受精様式によって異なる

体内受精魚では、精子の長さがより均一であることを解明

【注目の成果:共同研究・産学連携のためのチェックポイント】
精子形成に働く進化的な選択や精子自体の品質管理の仕組みを理解する手がかりとなり、魚類の繁殖戦略や生殖形質の多様化を解明する研究への発展が期待
【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
複合領域生物学医歯薬学
【Sagaキーワード】
品質管理/生殖/精子形成/受精/精子

概要

琉球大学熱帯⽣物圏研究センター瀬底研究施設の伊藤 岳 学振特別研究員(PD)と同施設の守田 昌哉 准教授、岐阜大学教育学部の古屋 康則 教授、大阪公立大学大学院理学研究科の安房田 智司 教授らの研究チームによる研究成果が、現地時間2026年8月26日に、国際学術雑誌「Journal of Evolutionary Biology」誌に掲載されました。

成果:海産魚類11種を比較し、体内で受精する種では、体外で受精する種よりも雄間および同じ雄の精子間における精子長のばらつきが小さいことを明らかにしました。 新規性:精子の平均的な形や大きさだけでなく、種間の違いに加えて、同じ種における雄個体間、および同一雄がつくる精子間のばらつきに着目し、受精様式や精子競争との関係性を示した点に新規性があります。
社会的意義:精子形成に働く進化的な選択や精子自体の品質管理の仕組みを理解する手がかりとなり、魚類の繁殖戦略や生殖形質の多様化を解明する研究への発展が期待されます。



詳しい研究内容について

魚類の精子の「ばらつき」は受精様式によって異なる
〜体内受精魚では、精子の長さがより均一であることを解明〜

論文情報

雑誌名:Journal of Evolutionary Biology
論文名:Inter- and intra-male variation in sperm length is associated with fertilization mode in marine fishes
著 者:Takeshi Ito*, Masaya Morita, Seiya Okuno, Kazuo Inaba, Kogiku Shiba, Yasunori Koya, Mitsuo Homma, Satoshi Awata
DOI:10.1093/jeb/voag076