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大阪公立大学 研究Discovery Saga
2026年8月5日

富田林寺内町バーチャルウォークスルーモデルを構築

― VRを活用した防災教育に展開 ―

【注目の成果:共同研究・産学連携のためのチェックポイント】
人物が写り込む屋外計測でも効率的にデータを整備できるこの技術は、歴史的町並みのデジタルアーカイブ作成への活用が期待
【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
情報学複合領域数物系科学工学
【持続可能な開発目標(SDGs)】
【Sagaキーワード】
オープンデータ/情報学/人工知能(AI)/産学官連携/防災教育/幾何学/ノイズ/持続可能/歴史的建造物/持続可能な開発/レーザー/レーザースキャナー

2026年8月5日
情報学研究科
現代システム科学研究科
産学官連携

概要

大阪公立大学大学院情報学研究科/現代システム科学域の吉田 大介准教授らは、富田林市の協力のもと、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている富田林寺内町について、保存地区内の全街路と、旧田中家住宅や富田林興正寺別院などの歴史的建造物の外観・内部を3次元レーザースキャナーで計測し、オンライン上で自由に見学できるバーチャルウォークスルーモデルを構築しました。
2024年から2025年にかけて複数回の現地計測を行い、保存地区の全街路を網羅する3次元データと、歴史的建造物の内部を含む詳細な3次元データを整備し、これらをもとに本モデルを実現しました。
これらの3次元データの一部を、点群データに含まれる歩行者などの人物ノイズをAIと幾何学的処理によって自動除去する技術開発の実証データとして活用しました。人物が写り込む屋外計測でも効率的にデータを整備できるこの技術は、歴史的町並みのデジタルアーカイブ作成への活用が期待されます。さらに、地震や火災などによって建造物が被害を受けた場合には、被災前の形状や寸法を記録した3次元データが、復旧・復元や文化財保全を検討するための基礎資料として役立つ可能性があります。
また、本モデルを防災教育に活用する取り組みも進めています。2026年8月17日(月)には、富田林市の子どもたちを対象とした「ジュニア防災リーダー養成講座」において、防災まち歩きを実施します。参加者はVRゴーグルを用いて寺内町内をバーチャルに歩きながら、ブロック塀の高さを計測したり、狭い道路など地震や火災時に注意が必要な場所を確認したりします。
本モデルは、2026年8月5日からオンラインで一般公開しています。また、実際の寸法を計測できる高精度な3次元データについては、オープンデータとして公開するための準備を進めています。

富田林寺内町バーチャルウォークスルーモデル

資金情報

本研究は、JST(科学技術振興機構)共創の場形成支援プログラム(課題番号:JPMJPF2115)の支援を受けて実施されました。

関連情報

3D測量データの不要なノイズをAIで自動除去~2次元画像×幾何学的情報で、効率的&高精度な除去を実現~
https://www.omu.ac.jp/info/research_news/entry-22594.html



富田林寺内町での計測作業の様子



保存地区内の全街路を網羅した3次元データ



旧田中家住宅のウォークスルー画像(寸法情報を表示)



富田林興正寺別院のウォークスルー画像

問い合わせ先

大阪公立大学大学院情報学研究科/現代システム科学域
准教授 吉田 大介(よしだ だいすけ)
TEL:06-6605-3382
E-mail:daisuke[at]omu.ac.jp
※[at]を@に変更してください。
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