
胃がん・食道がんの術後、約8割が仕事復帰
―仕事復帰に向けた対話と支援の充実へ―
【注目の成果:共同研究・産学連携のためのチェックポイント】
![]() | 患者の治療内容や身体状況に加え、仕事内容や術後の症状を継続的に把握することが、仕事への復帰やその後も働き続けるための適切な支援につながると期待 |
【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
【Sagaキーワード】
この研究の主な対象者企業・研究者の方
公開日
研究者情報
研究者名久森 重夫
Researchmap
研究者名
後藤 健太郎
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研究者名
上野 剛平
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研究者名
岡村 亮輔
京都大学 教育研究活動データベース
研究者名
小濵 和貴
京都大学 教育研究活動データベース
概要
京都大学大学院医学研究科消化管外科学の久森重夫 講師(研究当時)、後藤健太郎 同博士課程学生、上野剛平 同医員(研究当時)、岡村亮輔 同助教、小濵和貴 同教授らの研究グループは、京都大学外科関連施設において胃がん・食道がん手術後の仕事への復帰と、その後実際に働いている状況を明らかにするため、患者158人を術後18か月まで追跡する前向き多施設共同研究を実施しました。その結果、124人(78.5%)が術後18か月時点で実際に働いていました。手術後に初めて復職するまでの期間の中央値は、胃がん患者で30日、食道がん患者で70日でした。また、年齢・がんの進行度・仕事内容・雇用形態に加え、術後6か月時点での食欲低下・経済的困難・手術前と比べた10%以上の体重減少が、術後18か月時点で実際に働いていないことと関連していました。
本研究により、患者の治療内容や身体状況に加え、仕事内容や術後の症状を継続的に把握することが、仕事への復帰やその後も働き続けるための適切な支援につながると期待されます。
本研究成果は2026年7月26日、国際誌「Annals of Gastroenterological Surgery」にオンライン掲載されました。

研究者のコメント
「『胃がんや食道がんの手術後、いつから、どのように仕事へ戻れるのか』は、患者さんとご家族にとって大きな関心事です。しかし、診療の場で具体的にお伝えできる情報は十分ではありませんでした。本研究が、病状や仕事内容、術後の症状や栄養状態を踏まえた対話と支援のきっかけとなり、治療後もその人らしく働き続けられる医療につながることを願っています。」(後藤健太郎)
京都大学 研究