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金沢大学 研究Discovery Saga
2026年7月13日

従来の約5倍の解像度を持つCT装置の開発に成功

【注目の成果:共同研究・産学連携のためのチェックポイント】
手や足の骨疾患や外傷の正確な診断に活用されることが期待
【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
情報学数物系科学工学医歯薬学
【Sagaキーワード】
最適化/検出器/X線CT/微細構造/臨床応用/外傷/骨疾患/放射線

医薬保健研究域保健学系、教授/医薬保健研究域保健学系、教授 市川 勝弘/多田 薫ICHIKAWA, Katsuhiro/TADA, Kaoru
2026/7/13

概要

金沢大学医薬保健研究域保健学系の市川勝弘教授、および医薬保健研究域保健学系/金沢大学附属病院整形外科の多田薫教授の研究グループは、従来のX線CT装置(※1)の約5倍の解像度(ボクセルサイズ:0.08~0.10 mm)を有する四肢専用の極超高解像度X線CT装置を開発することに成功しました。
 臨床で一般的に用いられる X 線 CT 装置の解像度(※2)は 0.5 mm 程度であり、0.1~0.2 mm とされる骨の微細構造(骨梁、※3)を描出する能力は持ちません。そこで、本研究グループは、CT 装置のスキャン(※4)機構に含まれる、X 線装置、検出器、回転機構等に対する研究を重ね、四肢骨梁を明瞭に描出できるレベルまで最適化しました。その結果、ボクセル(3 次元データの構成単位)サイズを 0.08×0.08×0.08 mm3 まで、極小化することに成功しました。このような極小ボクセルの装置は、これまで人体に適用できない実験セットしかありませんでした。今回開発した装置は、四肢をごく短時間でスキャンでき、被検者への負担が非常に少ないにもかかわらず、骨の微細構造を鮮明に描出することが可能です。
 本開発システムは、すでに臨床応用可能な構成まで完成しており、将来、手や足の骨疾患や外傷の正確な診断に活用されることが期待されます。
 本研究成果は、2025 年 11 月 13 日に骨格放射線医学の専門誌『Skeletal Radiology』のオンライン版に掲載されました。

研究詳細

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