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大阪公立大学 研究Discovery Saga
2026年6月30日

民間航空機整備への航空機ヘルスマネジメント導入のためのシステムオブシステムズアーキテクチャの提案と評価を実施

【産学連携対象 全学共通分野 Discovery Saga】
情報学工学農学
【持続可能な開発目標(SDGs)】
【Sagaキーワード】
アーキテクチャ/持続可能/マネジメント/持続可能な開発/ダイナミクス/モデリング/モデル化/ライフサイクル/宇宙工学/航空宇宙工学/航空機/大規模システム/ステークホルダー

2026年6月30日
工学研究科

発表概要

大阪公立大学大学院工学研究科の小泉 拓郎氏(博士後期課程3年)、小木曽 望教授らは、民間航空機整備への航空機ヘルスマネジメント※1 (AHM)導入における費用対効果を評価するため、製造メーカー、エアライン、認証機関などのステークホルダー間で必要とされる戦略的能力の相互関係を把握することを目的として、AHMのシステムオブシステムズ※2(SoS)アーキテクチャを提案しました。そこでは、戦略的能力および運用活動を測定するためのパラメータを特定し、システムダイナミクス手法を用いてそれらの相関関係を定義しました。次に、AHMの性能、効果および関連する導入コストを定式化し、公開運用データを用いて2つのAHM導入パターンを評価しました。その結果、複数のAHM機能を導入することで、航空会社の運用信頼性と利益の向上、必要整備士数の削減が可能となることが示されました。



整備活動を因果ループでモデル化
この研究成果は、今後20年で倍増すると言われる航空機需要、その一方で整備士が減少するという航空業界の課題を解決できるAHM導入を促進するために役立つとともに、システムズエンジニアリングの発展に寄与します。
本研究成果は、2026年6月5日に日本航空宇宙学会英文論文集にオンライン掲載されました。

資金情報

本研究は、主に校費、その他に株式会社レヴィよりシステムモデリングツールBalusの提供を受けて実施しました。

用語解説

※1 航空機ヘルスマネジメント:航空機のライフサイクル全体を通して、その運用上の健全性と性能を監視、評価、管理するための包括的な手法。
※2 システムオブシステムズ: システムから構成される大規模で複雑なシステム。構成要素であるシステムが独立にも機能することが単なる大規模システムとの相違点である。

掲載論文

【発表雑誌】日本航空宇宙学会論文集
【論文名】航空機ヘルスマネジメント導入評価のためのシステムオブシステムズアーキテクチャ
A System of Systems Architecture for Evaluating Aircraft Health Management Implementation in Aviation Maintenance
【著者】 小泉 拓郎、小木曽 望
【掲載URL】https://doi.org/10.2322/jjsass.74.77

問い合わせ先

大阪公立大学大学院工学研究科 航空宇宙工学分野
教授 小木曽 望(こぎそ のぞむ)
Email:kogiso[at]omu.ac.jp
※[at]を@に変更してください。
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