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2025年6月13日 金曜日
以下の60大学の研究成果を毎日調査し、速報しています。
白抜き表示は本日の会員向け「知尋」掲載26校。掲載記事数37本。うち黒白抜き表示は本日の公開記事掲載校。
調査対象大学: 北海道大学室蘭工業大学帯広畜産大学弘前大学東北大学、山形大学、筑波大学、宇都宮大学、群馬大学、埼玉大学、千葉大学、
東京大学東京科学大学、お茶の水女子大学、東京農工大学、電気通信大学、一橋大学、横浜国立大学新潟大学金沢大学
北陸先端科学技術大学院大学、福井大学信州大学、岐阜大学、静岡大学名古屋大学、名古屋工業大学、豊橋技術科学大学、三重大学、京都大学、
京都工芸繊維大学、大阪大学神戸大学、奈良女子大学、和歌山大学、島根大学、岡山大学、広島大学、山口大学、徳島大学、香川大学、愛媛大学、
高知大学、九州工業大学、九州大学、佐賀大学、熊本大学、鹿児島大学、琉球大学、札幌医科大学、福島県立医科大学、会津大学、東京都立大学、
横浜市立大学、岐阜薬科大学、京都府立医科大学、大阪公立大学、奈良県立医科大学、慶應義塾大学、早稲田大学
数物系科学
大阪公立大学
新しいp進L関数を開発
―現代数学の発展に期待―
大阪公立大学大学院理学研究科の山名 俊介教授、国立台湾大学のMing-Lun Hsieh教授は、現代数学の重要なテーマに挑み、コンパクトなユニタリ群の直積U(3) ×U(2)1のモジュラー形式2に付随する5変数p進L関数3を新たに構成しました。本結果は、次世代の研究者が数学に取り組むための土台となり、数学の発展に寄与することが期待されます。
本研究成果は、2025年5月21日に国際学術誌「Advances in Mathematics」にオンライン公開されました。
私はもともと複素L関数が専門で、今回のp進L関数の理論(岩澤理論と呼ばれています)は全然知らず、共同研究者から学びながら研究を進めたため、苦労しました。長い論文をレフェリーが丁寧に査読し、長大なレポートを書いて改善を指摘してくれたことは、ありがたかったです。本研究が岩澤理論の更なる発展に寄与することができれば幸いです。

山名 俊介教授
関連分野工学
研究キーワード
L関数/p進L関数/岩澤理論/モジュラー形式/代数学/持続可能/持続可能な開発
工学
東京大学
レーザー加工を従来比100万倍高速化
―半導体分野におけるガラスの微細加工に革新―
東京大学大学院工学系研究科の伊藤佑介講師らとAGC株式会社による研究グループは、従来の100万倍高速かつ超精密に、ガラスなどの透明材料を加工できる手法を開発しました。次世代の半導体において、ガラス基板への微細加工技術が求められています。しかしながら、加工速度の著しい低さと、精密加工の難しさが、ガラス基板の実用化の大きな障壁となっていました。本研究では、時間・空間分布を制御した光を照射することで、ピコ秒(10のマイナス12乗秒)という極短時間のみ物性を劇的に変えることができ、超高速かつ超精密な加工が実現することを明らかにしました。さらに、この加工は、従来のフェムト秒レーザーよ...
関連分野情報学複合領域環境学数物系科学化学総合理工工学総合生物農学
研究キーワード
アスペクト/先端技術/エネルギー消費量/空間分布/パルス/ケイ素/エッチング/医用工学/加工速度/光吸収/エネルギー消費/材料特性/半導体産業/ピコ秒/フェムト秒/フェムト秒レーザー/マイクロ/レーザー/レーザー加工/環境負荷/自己修復/精密加工/半導体/微細加工/微細加工技術/ウシ

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工学
信州大学
髙坂泰弘准教授ら、分子レベルでのリサイクルを実現する変性アクリルガラスを開発
信州大学大学院総合医理工学研究科博士課程3年の千葉 耀太 さん(日本学術振興会 特別研究員DC-1)、信州大学学術研究院繊維学系の髙坂 泰弘 准教授(繊維学部化学材料学科、信州大学Rising Star教員)らの研究チームは、熱分解性を高めた変性アクリルガラスの開発に成功しました。開発した変性アクリルガラスを減圧下で加熱すると、原料であるメタクリル酸メチル(MMA)を高純度、高収率で再生しました。この変性により、アクリルガラスとしての性能が損なわれることもありません。さらに、変性技術を市販のアクリル板に適用することで、分子レベルでのリサイクルを実現し、高品質なアクリルガラスを再生することもでき...
関連分野工学
研究キーワード
ケミカルリサイクル/リサイクル/熱分解

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工学
神戸大学
分子内のすばやい動きで高いエネルギー光へ変換
量子センシングの医療応用にも期待
本研究では、アントラセンとよばれる発色団を橋渡しする中心原子としてホウ素を用いた三量体分子を用い、励起子の分子運動を活性化させる戦略を考えました。ホウ素原子で連結された嵩高い三量体発色団分子において、ホウ素に繋いだ三つの単結合(図1a)は、炭素原子による四本の単結合とは異なり、安定なオクテット則を満たしません。この中心原子からの低い結合次数による不安定性が、三量体内での三重項励起子(図1b)の分子活性化運動につながると予想しました。そこで分子内で三重項励起子ホッピングを示すことが期待されるトリ(9-アントリル)ボラン(TAB)をTTA-UC材料の発光体とし、光増感剤である白金2,3,7,8,1...
関連分野情報学複合領域環境学数物系科学化学総合理工工学農学医歯薬学
研究キーワード
情報学/シナジー/光エネルギー/持続可能社会/パルス/原子核/高エネルギー/時間分解/電子スピン共鳴/スペクトル/近赤外/磁場/赤外線/太陽/分子活性化/アントラセン/分子運動/光エネルギー変換/物理化学/分子配向/太陽光/磁気モーメント/有機分子/量子センシング/パルスレーザー/可視光/赤外光/双極子/波長変換/発光素子/分子振動/トルエン/持続可能/ボトルネック/紫外線/持続可能な開発/太陽光発電/反応速度/材料設計/太陽電池/電池/スピン/センシング/ピコ秒/マイクロ/マイクロ波/レーザー/拡散係数/量子力学/励起子/エネルギー変換/ホウ素/アップコンバージョン/がん治療/ポルフィリン/近赤外光/光増感剤/増感剤/立体構造

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農学
東北大学
汽水湖の生態系にとっては農薬よりも温暖化による塩分変化の影響が深刻 動物プランクトンの農薬暴露実験により判明
汽水生態系は、淡水などに比べて動物プランクトンの種数が少なく、農薬汚染に脆弱である可能性が指摘されていました。しかし、動物プランクトンに対する農薬毒性評価は淡水種で行われてきたものの、汽水性の種を対象にした研究は行われていませんでした。また、汽水域では塩分の変化も動物プランクトンのストレス要因となっていることが指摘されていました。東北大学大学院生命科学研究科の鈴木碩通大学院生(博士課程)と占部城太郎教授(現名誉教授)、福井県里山里海湖研究所の宮本康研究員、東北大学大学院工学研究科の高橋真司技術専門職員らの研究グループは、汽水湖の代表的な動物プランクトンであるキスイヒゲナガケンミジン...
関連分野複合領域環境学工学農学医歯薬学
研究キーワード
毒性評価/海面上昇/河口域/湖沼/持続可能/持続可能な開発/生態系/甲殻類/プランクトン/温暖化/動物プランクトン/ストレス

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医歯薬学
東京科学大学
漬物由来の乳酸菌が持つ「免疫機能を調節する力」を解明
機能性食品等への応用が期待されるLactiplantibacillus属の比較ゲノム解析で明らかに
東京科学大学 生命理工学院 生命理工学系の山田拓司准教授と劉伊婷博士課程学生らは、日本の漬物から分離された乳酸菌[用語1]であるLactiplantibacillus plantarumおよびLactiplantibacillus pentosusの免疫機能を調節する能力の違いに注目し、比較ゲノム解析[用語2]を行いました。その結果、Lactiplantibacillu...
関連分野情報学複合領域生物学総合生物農学医歯薬学
研究キーワード
深層学習/人工知能(AI)/検索システム/がん研究/免疫機能/遺伝情報/生存戦略/比較ゲノム解析/候補遺伝子/ペプチドグリカン/免疫調節/腸内フローラ/機能性/機能性食品/発酵/ゲノム配列/リン酸/プロバイオティクス/リンパ腫/細胞壁/病原性/生物資源/比較ゲノム/微生物/ELISA/メタゲノム解析/炎症反応/ゲノム解析/メタゲノム/大腸/腸内環境/がん化/発がん/T細胞/共培養/抗菌薬/大腸がん/白血病/免疫応答/免疫細胞/アレルギー/ゲノム/メタボローム/メタボローム解析/遺伝子/細菌/細菌叢/早期発見/腸内細菌/腸内細菌叢

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複合領域
宇都宮大学
[イベント]多文化公共圏フォーラム第9回宇大生によるSDGs映画上映会「今すぐ購入:購買意欲はこうして操られる」を開催します(6/22)
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複合領域
岡山大学
挑戦者たちがKIBINOVEに集結!
―「地域中核大学イノベーション創出会議」を開催
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数物系科学
東京大学
気候ティッピングは予測可能か?
―データ同化の数理で探る気候変動の転換点の予測可能性―
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総合理工
宇都宮大学
[イベント]多文化公共圏フォーラム第11回「高校生と考える、世界の貧困と私たちの消費生活~スリランカ紅茶農園の子供たちに学びの機会を届けるには?~」を開催します(7/1)
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工学
東京大学
東京大学とTSMC、ジョイントラボを開始
~先端半導体の研究・教育・人材育成を推進~記者発表
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工学
室蘭工業大学
室蘭工業大学が連携機関として参画する「デトネーションエンジン・宇宙推進工学革新研究拠点形成」(代表:名古屋大学)が宇宙戦略基金事業SX研究開発拠点に採択されました
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工学
横浜国立大学
令和7年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 受賞報告会が行われました
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工学
新潟大学
分子内のすばやい動きで高いエネルギー光へ変換
量子センシングの医療応用にも期待
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工学
香川大学
有機半導体の材料開発の新展開!
~太鼓型分子との連結により、素子の簡素化へ~
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工学
鹿児島大学
【法文】尾崎孝宏教授日本沙漠学会学術出版賞を受賞
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工学
静岡大学
宇宙戦略基金事業(SX研究開発拠点)牽引型「デトネーションエンジン・宇宙推進工学革新研究拠点形成」に連携機関として参画
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工学
横浜国立大学
URA育成教育研究センター 開所式/キックオフセミナーを開催
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工学
金沢大学
数学コンテスト世界大会「Math A-lympiad」で本学派遣チームが銅メダルを獲得
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工学
大阪大学
跳ねるおもちゃがパチンと鳴る仕組み
次世代のソフトロボット技術に活用
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工学
名古屋大学
分子内のすばやい動きで高いエネルギー光へ変換
量子センシングの医療応用にも期待
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農学
北海道大学
大型ティラノサウルス類の起源と進化の解明
~ティラノサウルスの進化の鍵は"成長スピードの違い"~(総合博物館 教授 小林快次)
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農学
帯広畜産大学
小向映瑠さんが第68回北海道開発技術研究発表会で寒地土木研究所長奨励賞を受賞
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医歯薬学
北海道大学
左室補助人工心臓装着重症心不全患者における新たな治療標的が明らかに
~早期の治療介入により予後や生活の質が改善される可能性に期待~(医学研究院 准教授 永井利幸)
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医歯薬学
九州大学
ナノメートルサイズのセンサー粒子が細胞間のコミュニケーションを見える化
細胞間のやり取りを利用して時間的・空間的な細胞情報の推移を取り出すことに成功 工学研究院 佐久間 臣耶 准教授
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医歯薬学
慶應義塾大学
従来のアミロイドPET検査より早期に診断可能な血液検査の開発
-症状が現れる前の前臨床(プレクリニカル)ADスクリーニングへの応用の可能性-
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医歯薬学
帯広畜産大学
(論文発表)パンデミック期の博物館のデジタル変革の舞台裏を質的調査
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医歯薬学
東京農工大学
ナノメートルサイズのセンサー粒子が細胞間のコミュニケーションを見える化
ー細胞間のやり取りを利用して時間的・空間的な細胞情報の推移を取り出すことに成功ー
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医歯薬学
福井大学
大腸がん悪性化のブレーキを解明“がん幹細胞性を誘発する転写メカニズムのブレーキ”
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医歯薬学
山口大学
古代の霊長類レトロウイルスの感染爆発
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医歯薬学
大阪公立大学
潰瘍性大腸炎やクローン病の 新規薬と従来薬の併用による効果を検証
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医歯薬学
横浜市立大学
生命医科学研究科 生体膜ダイナミクス研究室の学生が、笹川科学研究奨励賞を受賞!
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医歯薬学
神戸大学
世界唯一の自閉症細胞モデルのコレクション
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医歯薬学
大阪公立大学
iPS細胞を用いた再現性の高いイヌ間葉系幹細胞作製法を確立
~ヒト技術を応用、獣医再生医療の発展へ~
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医歯薬学
東京科学大学
入れ歯などの継続使用が高齢者の寿命を延ばす可能性
全国約4.8万人を対象とした最大9年間の追跡調査で明らかに
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その他
弘前大学
りんごの木を木軸に用いたジェットストリーム®を試作しました
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その他
東京大学
非常に高速で多様な情報検索が可能に!
―生成AIやECサイト検索結果向上から地震の波形探索への応用まで―