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2025年6月2日 月曜日
以下の60大学の研究成果を毎日調査し、速報しています。
白抜き表示は本日の会員向け「知尋」掲載26校。掲載記事数49本。うち黒白抜き表示は本日の公開記事掲載校。
調査対象大学: 北海道大学、室蘭工業大学、帯広畜産大学、弘前大学東北大学、山形大学、筑波大学宇都宮大学、群馬大学、埼玉大学、千葉大学
東京大学東京科学大学、お茶の水女子大学、東京農工大学、電気通信大学、一橋大学、横浜国立大学、新潟大学、金沢大学
北陸先端科学技術大学院大学、福井大学信州大学、岐阜大学、静岡大学、名古屋大学、名古屋工業大学、豊橋技術科学大学、三重大学、京都大学
京都工芸繊維大学大阪大学、神戸大学、奈良女子大学、和歌山大学、島根大学、岡山大学広島大学、山口大学、徳島大学、香川大学、愛媛大学、
高知大学、九州工業大学、九州大学、佐賀大学、熊本大学、鹿児島大学、琉球大学、札幌医科大学、福島県立医科大学、会津大学、東京都立大学、
横浜市立大学、岐阜薬科大学、京都府立医科大学、大阪公立大学、奈良県立医科大学、慶應義塾大学、早稲田大学
工学
金沢大学
世界初!完全原子的平坦ダイヤモンド表面をMOS 界面に用いたダイヤモンド MOSFET の作製に成功
今回開発した原子的平坦界面を有する反転層チャネルダイヤモンド MOSFET の(a)模式図と、(b)光学顕微鏡像。
(🄫Kobayashi et al.,Carbon, 2025)
金沢大学ナノマテリアル研究所の德田規夫教授、自然科学研究科電子情報科学専攻博士後期課程/卓越大学院の小林和樹らの研究グループは、産業技術総合研究所先進パワーエレクトロニクス研究センターの牧野俊晴研究チーム長、ドイツ Diamond and Carbon Applications のクリストフ E. ネーベル CEO(本学招へい教授)との共同研究により、世界で初めて完全に平坦なダイヤモンド表面を MOS 界面(※1)に有するダイヤモンドMOSFET(※2)を作製することに成功しました。
 カーボンニュートラル実現のための一つの手段として、ワイドバンドギャップ半導体を用いた高効率な電力制御が可能な次世代パワーデバイスが期待されています。その中でも、特に高い絶縁破壊電界とキャリア移動度、熱伝導率を有するダイヤモンドは、究極の半導体デバイス材料として期待されています。
 德田教授らの研究グループは、これまで独自のダイヤモンド成長技術や表面・界面制御技術を開発し、世界で初めてダイヤモンド半導体を用いた反転層チャネル型 MOSFET の開発に成功しました。しかし、開発したダイヤモンド MOSFET は、MOS 界面にチャネルの散乱因子が多く存在し、動作時の高い抵抗が問題でした。そのため、その散乱因子の解明と低減に向けた研究が進められています。本研究グループは、ダイヤモンドMOS 界面の荒れがその散乱因子の原因の一つであることを突き止め、原子的に完全に平坦なダイヤモンド表面を MOS 界面に用いることでデバイスの低抵抗化を目指してきました。その結果、2022 年に開発した、完全平坦表面を持つダイヤモンド半導体層の選択的埋込成長技術を利用し、世界で初めて完全原子的平坦ダイヤモンド表面を MOS 界面に有するダイヤモンド MOSFET を作製することに成功しました。本デバイス作製技術は、ダイヤモンド MOSFET の性能向上に大きく寄与しました。
 今後、本技術を発展させ、更なる性能向上により、ダイヤモンド半導体の実用化を大きく前進させることが期待できます。
 研究成果は、2025 年 1 月 28 日に Elsevier の国際学術誌『Carbon』のオンライン版に先行掲載されました。
関連分野情報学 化学 総合理工 総合生物
研究キーワード
電力制御/ナノマテリアル/表面・界面/MOSFET/キャリア/トランジスタ/パワーデバイス/バンドギャップ/酸化膜/電界効果トランジスタ/半導体デバイス/力制御/カーボンニュートラル/電界効果/カーボン/界面制御/パワーエレクトロニクス/移動度/熱伝導/熱伝導率/半導体/光学顕微鏡
数物系科学
京都大学
地震後の超高層大気変動を3次元解析で高精度に可視化
―電波障害予測や宇宙天気予報の実現にも期待―
惣宇利卓弥 生存圏研究所⽇本学術振興会特定研究員は、Weizheng Fu 名古屋大学日本学術振興会外国人特別研究員、大塚雄一 同准教授、ノルウェー・オスロ大学(University of Oslo)、情報通信研究機構との共同研究で、日本国内に整備された超稠密なGNSS観測網を活用することで、令和6年能登半島地震発生直後の電離圏応答を高精度に解析し、時間的・空間的に展開する電離圏電子密度変動の3次元的な特徴を明らかにしました。 本研究では、本研究グループが開発した三次元電離圏トモグラフィー手法を用いて、従来の2次元観測では見えなかった地震後の電離圏電子密度変動の立体構造や成長過程を明...
関連分野複合領域数物系科学医歯薬学
研究キーワード
情報通信/非線形/GNSS/トモグラフィー/立体構造

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工学
筑波大学
スズ系ペロブスカイト太陽電池が電子輸送層の改良で高効率化するメカニズムを解明
鉛を含まず環境負荷が少ないペロブスカイト太陽電池として注目されているスズ系ペロブスカイト太陽電池において、電子輸送層の改良でより高い開放電圧が実現されるメカニズムを、電子スピン共鳴法を用いて解明しました。スズ系ペロブスカイト太陽電池のさらなる高効率化を目指す上で重要な成果です。 ペロブスカイト太陽電池は軽量で柔軟性があり、印刷技術で製造が可能であるなどの特徴を持つため、次世代型太陽電池として注目されています。その中でも高効率なペロブスカイト太陽電池には、鉛系ペロブスカイトが用いられてきました。しかし、鉛には毒性の懸念があるため、幅広い実用化に向けて、鉛を環境負荷の少ないスズで代替し...
関連分野数物系科学総合理工工学農学医歯薬学
研究キーワード
電子スピン共鳴/付加体/太陽/ペロブスカイト太陽電池/水素分子/電子輸送/ペロブスカイト/持続可能/持続可能な開発/太陽電池/電池/スピン/環境負荷/高効率化/エネルギー変換/炭化水素/フラーレン/誘導体

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医歯薬学
東京科学大学
異種動物内での細胞のふるまいを解明—再生医療に新たな手がかり
ドナー細胞の遺伝子が“環境”に影響される仕組みを発見、臓器再生や移植医療への応用に期待
これまで、細胞機能が、細胞内在性因子と外在性因子のいずれによって規定されるのかは、生物学における長年の疑問でした。東京科学大学(Science Tokyo)総合研究院 高等研究府 卓越研究部門 幹細胞治療研究室の中内啓光特別栄誉教授(スタンフォード大学教授兼任)と、大阪大学ヒューマン・メタバース疾患研究拠点(PRIMe)の西村俊哉特任講師(常勤)らの研究グループは、米国スタンフォード大学Dr. Fraser研究室との共同研究により多能性幹細胞(ドナー細胞)[用語1]を...
関連分野情報学複合領域生物学総合生物農学医歯薬学
研究キーワード
プロファイル/移植医療/マウス胚/筋細胞/結合組織/一細胞/生体内/哺乳類/キメラ/獣医学/転写制御因子/iPS細胞/インプリンティング/子宮/受精/受精卵/心筋/心筋細胞/神経前駆細胞/臓器再生/着床/胚盤胞/甲状腺/間葉系細胞/骨細胞/前駆細胞/軟骨/軟骨細胞/胚性幹細胞/ES細胞/GABA/Hsp90/RNA/ストレス応答/トランスクリプトーム/マウス/モデル動物/ラット/幹細胞/再生医療/細胞治療/小胞体/小胞体ストレス/小胞体ストレス応答/神経細胞/多能性幹細胞/胎盤/転写因子/転写制御/ストレス/遺伝子/遺伝子発現/臓器移植

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医歯薬学
広島大学
【研究成果】カイコのシルク生産を担う絹糸腺における 全遺伝子の発現量を解析、データを公開
ーカイコの産業利用拡大に貢献ー
 カイコはシルク生産だけでなく、有用タンパク質生産にも利用できるようになり、新たな用途が拡大しています。カイコの産業利用を拡大するには1頭当たりのシルク生産量の増加が必要ですが、カイコ体内におけるシルクの合成メカニズムは十分に明らかになっていません。そのメカニズムを解明するため、農研機構、広島大学、情報・システム研究機構は共同で、カイコの絹糸腺(けんしせん)1)での全遺伝子の発現量について詳細なデータを取得、解析し、得られたデータを公開しました。 本研究で得られたデータを活用して、ニーズに合ったカイコの品種育成の加速化や、有用タンパク質の生産性向上等、カイコの産業利用の拡大を目指しま...
関連分野複合領域数物系科学生物学工学農学医歯薬学
研究キーワード
家畜化/データ解析/塩基配列/診断薬/環境負荷/生産性/カイコ/技術革新/遺伝子発現解析/新規遺伝子/発現解析/次世代シーケンサー/RNA/タンパク質発現/ゲノム/遺伝子/遺伝子発現

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医歯薬学
大阪公立大学
病気に強くても老けやすい? 植物の葉の老化を促す新因子を発見
植物の細胞骨格を構成する重要な構造の一種であるアクチン繊維※1は、細胞形状の維持や細胞分裂の制御など、さまざまな細胞活動に関わっており、アクチン脱重合因子(ADF※2)と呼ばれるタンパク質によって、構造や運動を制御されています。大阪公立大学大学院農学研究科の松本 朋子大学院生(博士後期課程3年)、稲田 のりこ教授、大学院理学研究科の小林 康一教授の研究グループはこれまでの研究で、ADF遺伝子が欠損したシロイヌナズナでは、植物の葉や茎に白い粉状のカビが発生する病気で、大麦や小麦、...
関連分野生物学工学総合生物農学医歯薬学
研究キーワード
クロロフィル/光合成/持続可能/持続可能な開発/構造制御/持続可能性/アクチン繊維/変異体/シロイヌナズナ/アクチン/細胞骨格/細胞分裂/遺伝子/遺伝子発現/遺伝子変異/老化

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複合領域
宇都宮大学
[イベント]多文化公共圏フォーラム第5回「国内の日本語教育と日本語教師の現状と課題」を開催します(6/13)
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複合領域
岡山大学
国連大学グローバルRCE会議「RCE岡山宣言2025」執筆委員に岡山大学ユネスコチェアが日本として唯一選定!
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複合領域
早稲田大学
人間に共通する言語理解のメカニズムをバイリンガル認知の解析から解き明かす
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工学
東京農工大学
有泉亮准教授が「2025年度システム制御情報学会学会賞論文賞」を受賞
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工学
福井大学
本学とカナダ・オタワ大学が医工連携の国際共同研究を開始
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工学
京都工芸繊維大学
分子化学系 外間進悟 助教らの研究グループは、カーボン量子ドットと蛍光ナノダイヤモンドを融合させた、細胞内の多項目物理化学量を測る新型量子センサを開発しました
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工学
和歌山大学
受賞しました!~ 日本造園学会奨励賞(佐々木 啓講師)
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工学
千葉大学
千葉大学が国立大学法人としてはじめて再生可能エネルギーの環境価値のみを購入
-千葉市内の水田の営農型太陽光発電設備で発電した電気の環境価値-
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工学
福井大学
本学とカナダ・オタワ大学が医工連携の国際共同研究を開始
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工学
金沢大学
地域創造学類のキャンパスビジットで地創教員のカプセルトイを披露
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工学
千葉大学
千葉大学とトレンドマイクロ株式会社が連携協定を締結
―学術・文化・経済の振興に向けてー
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工学
広島大学
【研究成果】“難培養”微生物を育てる鍵はオーダーメイド!
鉄酸化菌の高効率培養に成功、環境浄化へ期待
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工学
早稲田大学
小型軽量テラヘルツ帯アンテナサブシステムを開発し、飛行中の航空機と地上実験局との間で高速データ通信に成功
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工学
大阪大学
構造変換機能を示す三回対称性の超分子集合体開発に成功
センサー、メモリ、省エネデバイスなどへの応用展開に期待
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工学
名古屋大学
現在の気候政策では氷河は24%しか残らない パリ協定の目標水準で倍の氷を残すことができる
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工学
東京科学大学
Science Tokyoの教員8人が令和7年度科学技術分野の文部科学大臣表彰を受賞
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工学
大阪大学
室温で半導体pn接合を介したスピン伝導を初観測!
消費電力の増大に歯止めをかける次世代スピントロニクスデバイス開発に期待
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工学
東京科学大学
電場による磁化反転の新たな経路を発見
素子設計の自由度拡張、低消費電力メモリ素子の実現へ弾み
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農学
東北大学
海と川を行き来する魚は「海らしさ」を失いながらも海由来の物質を川へ届ける
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農学
東京大学
クロマグロの若魚期初期における高い産熱能力が体温形成に寄与していることを発見
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農学
京都大学
海と川を行き来する魚は「海らしさ」を失いながらも海由来の物質を川へ届ける
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農学
室蘭工業大学
「ムロぴょんデザインコンテスト2024
~君の考えたイラストがグッズに!~」の受賞作品が決定しました
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農学
東京農工大学
タジキスタン中央アジア大学の農学研究院への表敬訪問について
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医歯薬学
東京大学
微生物群と代謝物のデータを統合し分類する新解析法I
-SVVSを開発
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医歯薬学
京都大学
プラスチックの毒性メカニズムの一端を解明
―プラスチックの原料「ビスフェノールA」はレチノイン酸と共に脳、神経形成の異常をもたらすことが明らかに―
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医歯薬学
広島大学
【研究成果】〈炭素材料のユニークな融合〉カーボン量子ドット×ナノダイヤモンドで細胞内の多項目物理化学量を測る新型量子センサを開発
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医歯薬学
熊本大学
AiRato×熊本大学「食道癌に対する強度変調回転放射線治療の自動計画」をテーマに共同研究を開始
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医歯薬学
弘前大学
増子文部科学審議官が弘前大学COI-NEXT拠点を視察
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医歯薬学
宇都宮大学
[イベント]多文化公共圏フォーラム第6回「ニューカマー外国人女性の迎える高齢期と日本社会」を開催します(6/19)
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医歯薬学
千葉大学
慢性子宮内膜炎の新たな治療の可能性を発見!
~魚に含まれるEPAが妊娠を助ける鍵に~
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医歯薬学
香川大学
高血圧の新たな発症メカニズムを解明
ー皮膚の微小血管収縮と血圧上昇の関係を明らかにー
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医歯薬学
琉球大学
高血圧の新たな発症メカニズムを解明
-皮膚の微小血管収縮と血圧上昇の関係を明らかに-
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医歯薬学
信州大学
胎児期の水銀ばく露と子どもの2歳または4歳のBMIについて: 子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)
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医歯薬学
横浜市立大学
ホスピス住宅の健康関連QOLや身体・精神面の状態を可視化する評価尺度をデータで検証
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医歯薬学
広島大学
【研究成果】細胞や臓器に支障をきたす飽和脂肪酸による菌類の新しい細胞死様式を発見
~細胞内の小器官である小胞体の機能解明や、医薬品の開発に期待~
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医歯薬学
室蘭工業大学
日本マイクロソフト株式会社共催「室蘭工業大学×Meet My Copilot」を開催しました
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医歯薬学
横浜市立大学
高血圧の新たな発症メカニズムを解明
ー皮膚の微小血管収縮と血圧上昇の関係を明らかにー Nature Communicationsに掲載
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医歯薬学
京都大学
急性白血病における適切な移植前処置強度の同定
―日米データベースを用いた国際共同研究―
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医歯薬学
千葉大学
科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者が学長に受賞報告を行いました
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医歯薬学
早稲田大学
語が持つ綴りと意味の対応関係が読みの速度に影響する
~ 速く正確に読むには、形態素が重要! ~
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医歯薬学
早稲田大学
トレーニングの個別化に向けた網羅的解析の必要性
運動適応の分子機構の解明とその応用の具体案を提唱
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医歯薬学
東京科学大学
鉄が肝臓を傷つける—新たな細胞死フェロトーシスの正体とは
手術後の回復を左右する鉄と100の遺伝子を発見、肝疾患の診断と治療に新たな可能性
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その他
横浜国立大学
台風防災シンポジウム
~予測の難しい台風に立ち向かう~