14J09525 (KAKENデータベースで見る)【研究キーワード】
また、2016年8月下旬から9月上旬にかけて、モンゴル西部と中部を訪れた。初めて訪れる場所であり、アフリカの牧畜民の家畜管理や土地利用との比較が主な目的であったが、現地の調査助手の働きもあり、ことのほか円滑に調査活動が進み、キャンプ地の移動データなどを想定以上に得ることができた。様々な遊牧民の家族へのインタビューを通して、畜群管理や土地利用の意思決定に関する詳細な情報も入手することができたため、上述のモデルのさらなる精緻化を図った上で、モンゴルのデータを活用したシミュレーションも行い、より広い見地から乾燥地の移動牧畜の持続可能性についてアプローチしていきたいと考えている。
最後に、昨年夏TICAD VIが開催されたことを機会に、アフリカの開発の文脈において牧畜民が今日直面している問題を紹介する一般向けの短文を執筆した。これは『アジ研ワールド・トレンド』2016年11月号に掲載されている。
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【研究名】東南アジア・マングローブ域の環境劣化機構と持続可能な利用条件に関する調査
【研究代表者】佐々木 淳 東京大学 大学院新領域創成科学研究科 教授 https://nrid.nii.ac.jp/ja/nrid/1000050292884/
【研究分担者】
鈴木 崇之 横浜国立大学 大学院都市イノベーション研究院 准教授 https://nrid.nii.ac.jp/ja/nrid/1000090397084/
【研究協力者】
ラスミーマスムアン タムヌーン
アチアリ ヘンドラ
ヴァン トリ