「リチウムイオン電池」に関するサイレントキーワード「層状酸化物」が含まれる科研費採択研究2件
【研究名】安定な酸素レドックス反応を発現する新規正極材料の開発
【研究名】安定な酸素レドックス反応を発現する新規正極材料の開発【研究領域課題番号】 https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-20J14291/" target="kaken" >20J14291 (KAKENデータベースで見る)【研究キーワード】 実際に得られた化合物は、充放電を繰り返し行っても作動電圧や容量の低下が見られなかった。一方、酸素レドックス反応は充放電のエネルギー効率を低下させる電位ヒステリシスを誘起することが分かった。この原因を明らかにするため、実験および理論計算を用いた反応機構解析を行った結果、充電後に過酸化物イオンが生成し、これが低電位で還元されることで巨大な電位ヒステリシスが生じることが示された。そこで過酸化物イオンの生成過程を二次の反応速度式でモデル化し、酸素種濃度の時間変化を示す理論式を導出することで、固相内酸素ラジカルの二量化反応の速度定数を決定した。また理論計算の結果、二量化反応の活性化障壁は近傍の遷移金属種に依存することが明らかとなった。以上の結果は、高エネルギー効率および高エネルギー密度を両立した酸素レドックス材料の研究開発を促進する上で重要であると共に、未開拓であった固相内アニオン種の酸化還元反応メカニズムを解明したという点において、高い学術的意義を有する。
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【研究名】アニオン駆動型蓄電デバイスの開発
【研究代表者】大久保 將史 東京大学 大学院工学系研究科(工学部) 准教授 https://nrid.nii.ac.jp/ja/nrid/1000020453673/